Life Sharing ー「生きる」をつなぐ小さな世界ー
プロフィール
- 名前
- 松原 明子
- 出身
- 愛知県安城市
- 職業
- 主婦
- 年齢
- 40代
コメント
建築家の存在意義など、理解できなかったことに惹かれ?また、子育て後の半生の仕事を見定めるために、ASUで学ぶことを選びました。学ぶたび、先人方の想いや、その背景に触れ、胸が熱くなる体験をしました。四〇代だからこそ受け止められたのかもしれません。自分で決めた提出期限に沿って右往左往し、勉強空間を次々と変化させ、課題に取り組みました。なんとも生きている心地のするスリリングな時間でした。
建築物は、色あせ、姿を消してしまう物がありますが、元の姿は、見えない「実体」として、私たちの体に入り込み、着実に影響しているのではと思います。それを自ら取捨選択できないからこそ、環境は重要で、人生は複雑で。だからこそ、改良の工夫はやりがいのあることです。
私に何ができるのか未だわかりませんが、味わい深く暮らしていくために、建築に関わる仕事に就きたいと思っています。
作品ギャラリー
作品コンセプト
生活物資や農作物、電気や給湯などのエネルギーを、「なるべく」自給して暮らしていこうという提案。そこでは、馬という動物と共に暮らすことで、生活の可能性を広げることができると考えた。世話をすることと、生きることが同義語であり、手間をかけることは、愛着が湧くことでもある。その過程をじっくり味わうことができるほど、情緒的に豊かであり、幸せである。一見非効率に見えるが、「地球環境をないがしろにしない人間」を育てる効率的な暮らし方だと考える。同じ想いをもつ人たちが緩やかなコミュニティで一帯に住む時、必要とする建物の計画をした。
馬の世話をし、心を通わす共同厩舎兼住居。サポーター的な存在で暮らす人たちの住居。コミュニティセンター的存在の作業棟。生活排水で汚れた湖を眺望し、改善の志を新たにする自戒と決意と先祖との会話の塔。これらは、風土の力である素材を使い、なるべく手仕事で、作り上げる。規格外のいびつな形が生まれることもあるが、手伝った子どもたちの手跡が残っていたり、あるいは、手直しが必要で、変化し続けることにもなりうるが、愛しいものと変化する。「老若男女、命あるものたちすべて、それぞれの個性が財産であり、大切にされる社会」に近づけるためのひとつの小さな世界である。