きおくを重ねる通り抜け ー廃線跡地のGONNOSHIMA(近ノ島)集合住宅ー

プロフィール

写真:

名前
井上 敦
出身
岐阜県の西部
職業
建築関係に携わることを模索中
年齢
40代
 

コメント

通信で建築課程を編入することができるのを知り、資格取得の最短距離を求めていたはずが、大学以外の事情により在籍延期を2度重ねました。在学中は、建築も含め様々なことを考え、自問自答し続けることとなり、卒業研究も一進一退迷いながらなんとか滑り込んだ感じでした。

こうして何らかの成果を残せたことは、驚きであり、大きな喜びとなりましたが、ようやくスタートラインに着いたのではないかと実感しています。

作品ギャラリー

写真:作品1

写真:作品2

写真:作品3

写真:作品4

写真:作品5

写真:作品6

作品コンセプト

かつて移動手段として活気をもたらし、主要交通機関であった鉄道路線は、廃線となった後も放置されている。語る人もいなくなったきおくを辿れば、人々の往来が埋もれていた。

今、鉄路のきおくも消え去り、都市に埋没し消え去ろうとている。路は人々の活動の証を刻み、街並み 風土を、かたち創っていた。高層化、整然とした街並みがはたして豊かさをもたらすのか。

なぜだか知らないけれども、ゆがんだり・ずれたりした土地のきおくの痕跡。妙だけど懐かしく語りかけてくる。軌道跡地に居住し、人々を呼び込み、通り抜けていく。敷地の縛りを外し、そとに開くのでなく重なる。SOHOによる職住が、柔らかな見守りの視線を生み出し流れる円弧の壁面は、風・光・ざわめき・香りが通り抜け、新たなきおくを重ね刻みつけていく。周辺の戸建住宅が建て替えを迎えたとき 集住のありかたの新たなきっかけとなりやがて拡がり伸びていかないだろうか